本当は約一カ月後の12月なんだけど、毎年この季節がくるとマジでウンザリしたくなる。
忠臣蔵のストーリー自体は別にいいんだけど、許せないのは忠臣蔵を持ち上げる人達が気に入らない。
日本は73年前の歴史的経緯から「戦争放棄」ということになっていて、戦争や争い事を美化してはいけないはずである。
「戦争と仇討は違うだろう」と言われるかもしれないけど、話し合いで解決できないから最終的に武力を使って白黒つけるという原理原則を考えてみれば、太平洋戦争も忠臣蔵も同じである。
アメリカからの経済制裁やタヌキからのイジメに耐えかねて、マジギレして大爆発するという流れも一緒だよね。
毎年8月になると原爆慰霊や終戦記念日で反戦平和を誓うのに、その4カ月後には赤穂浪士の「忠義」を礼賛するってどうなんでしょうか。
今まで赤穂浪士達を批判的に論じている人を見たことが無いし、下手に彼らをテロリスト扱いすると火病を起こす輩もいる。
私から見れば、靖国神社に祭られているA級戦犯も、高輪・泉岳寺に祀られている浪士たちも大して変わらない存在に思える。
それはA級戦犯を英雄視するとか、赤穂浪士たちは犬死にしたとか言うつもりではない。