近所にちょいちょい行列のできる甘味処があって、せっかく近所なので並んでないときにちょくちょく通っている。
ここのあんみつは入ってるもの全部が美味しいんだけど、特に寒天が美味しいと思っている。いくら美味しかろうと所詮寒天なので寒天として美味しいというだけなのだけど、ここで食べるまで寒天が美味しいと思ったことが一度もなかった。
子供の頃は和菓子より断然洋菓子派だったので、「昔の日本人は豆を甘くして喜ぶしか能がなかった」とバカにしていたし、寒天も「ゼリーがないから海藻を固めて味も無いのに喜んでいる」と思っていた。
寒天なんてゼリーの代用品だと思っていたのだが、この店で初めて寒天が美味しいと感じたのである。
先日祖母が遊びに来たのでこの店に連れて行ったら祖母も美味しいと喜んだ。地元は福岡なのだが「福岡ではあんみつの真似をしているだけで本物を知らないで作っている」と語る祖母。「そもそも福岡の寒天は柔らか過ぎる」とのこと。たしかに、地元で美味しいあんみつを食べたことが無いからずっと寒天をバカにしていたのである。この店の寒天は絶妙な歯触りで、味はしないんだけど黒蜜とかアイスと一緒に食べると凄く美味しい。
そっかー福岡のがまずいだけで東京で食べれば美味しいのかなとか思って今日デパートに入ってる蕎麦と甘味のチェーン店であんみつ食べたんだけどさ、やっぱり寒天まずいやんね。食感も近所の店に比べたら柔らかくていまいち、なによりなんか変な味がするんだよ。なんなんだろ、天草の味なのか、水の味なのか。とにかくまずかった。アイスと一緒に食べれば誤魔化せるけど単独で食べるとくそまじぃ。
やっぱり近所の店の寒天は凄く美味しいんだなぁと思いました。
寒天が美味しい店は貴重だよね 豆かんが一番違いがわかるよ スカだったときは地獄だけど