場所はよくわからないオフィスの中だ。広々としている。大きさは体育館といったところか。なぜかみんな走っている。コースに沿っている。私も走っている。年代は小学生ぐらいの子供からお年寄りまで様々だ。走り始めは同年代ぐらいやその上の年代の人が多かったが、ゴールと思われるところには小学生ぐらいの子供しかいなかった。多分周回差ができてしまったのだろうという予想だ。小学生を抜いたら、どうやらそこはゴールのようだ。汗で体を濡らしているが、体は暑くもないし、寒くもない。ゴールから少し歩いたところに小さな看板が立っていた。その看板には当選者番号といった文字が書いていた。この走るときに必要なチケット番号を見ていると、どうやら自分は当選したようだ。商品はサッカーの無料観戦チケットだった。早速貰おうと思ったが、どこに行けばいいのかわからない。近くにスーツ姿の男性がいたが、あまり看板をジロジロ眺めていただけで、主催者の人かわからない。その横に部下の男性らしき人もいた。何かを待っているようで、じっと佇んでいる。仕方がないから、通路の奥に行って、オフィスを移動した。廊下の奥の扉を開けると、事業所だった。全員パソコンの前で作業をしていた。ここではチケットは引き換えれそうにないと思い、さっきの場所に戻った。まだ、脂ぎっている、少し小太りのおじさんとその部下らしき人物はいた。とりあえず、その上司らしき人に話をすることにした。「このチケットはどこで引き換えられますか?」と聞くと、「それはもう終わったよ」と返した。窓に目をやると外はすでに真っ暗だった。オフィスに居ると時間感覚がわからなくなる。「じゃあどうすればいいですか?」というと、「さあね」とめんどくさそうに答えた。周りを見てみると、さっきまで走っていた人たちはどこにもいない。仕方がないのでオフィスから外に出た。ムッとした熱気に包まれながら、その後の記憶はない。そこで目覚めてしまった。