イジメにあったり、授業はクソだったり、友達いなかったり、まあまあ最悪だったけど、自分の未来に可能性を感じたよ。
テレビに出てくる有名人やスポーツ選手の大部分はまだまだ年上でさ、もしかしたら自分もある日突然才能に目覚めて弱虫ペダルみたいになるんじゃないかって思えたよな(あの頃まだ弱虫ペダルなかったけどな)。
もしかして今から死ぬ気で勉強すれば東大に入れるんじゃないかとか、美大に行くのもいいなとか、プログラミングの勉強してイノベーターになっちゃうぞとか、世間も自分の限界も知らないからいくらでも妄想できた最後の時間。
大学に行ったらもう……自分の限界から目をそらしきれなくなる。
中学の頃は、本当に本気出せば実現できることばかりだから妙に現実味があって、かえって夢がなくて、なんだか頑張れない自分がひどく駄目な奴に感じてたよ。
どうせ無理だと思いながらも、突然自分の中で何かが弾けて努力を積み上げられる人間になるときが来るんじゃないかと期待しながら、こっそりエロゲやったり休み時間にラノベ読んだりしてたあの頃がさ、楽しかったよな。
学校は最高にクソだったけどさ。
常に今が全盛期なのでそういう懐古趣味?はよくわからない