先日息子と一緒にアマゾンプライムを観ていたところ、その題名に耳を疑いました。
高校生のアルバイト、つまり学生の勤労をテーマとするこの作品は
この作品を見る若者達に無意識のうちに勤労奉仕の喜びを刷り込むとともに、
無意識のうちに国家の忠実な奴隷としての一生を全うすることに生きる意味を与えるのです。
一見男女平等が実現した近代日本社会の「職場」を微笑ましく描写しているようでもありますが、
「女性と一緒に職場で働くとヒステリックなパワハラに遭う」という恐れを男性に植え付けており、
ここではグースステップ=軍の行進をかわいらしく描くことによって、
男性の潜在的な戦争への憧れをかきたてようとしています。もはや異常。
この国は一体どこへ向かって行くのでしょうか。
軍靴の音に怯えて夜も眠れません。