好きな作品が同じだったことから知り合い、あっという間に意気投合し数カ月でお互いの家を行き来するまでになった
彼女はクリエイターの卵でアルバイトをしながら毎日作品を製作していた
そんな中彼女に勧められた漫画を読み終わり感想を語り合おうということで一緒に食事をした
ひとしきり感想や考察で盛り上がったあとはお互いの近況の話になった
当時の私は仕事のプロジェクトの納期が早まり毎日遅くまで残業をせざるを得ない状況で疲弊していた
それでも製作に真摯に取り組む彼女が私には非常にキラキラして見え、それがとても羨ましかった
そして私は
直後我に返って謝罪したが時既に遅し
よく言われることだから、と気にしていない様子を見せていた彼女は程なくしてSNSのアカウントを消しその後の関係は無くなった
時は進み私は体を壊し先月末に退職した