虐待を受けて育ったわけではないが、親が私に対して愛情があるか懐疑的だった。
子供の頃から親に嫌われまいと振る舞っていたような気がする。心配させまいと我慢した。
それがいつしか、親に相談はできないに変わっていた。勇気を出して相談したことを無碍にされたからだと思う。
服の趣味もバカにされた。自分のお小遣いで買った服を見て、私の母は激怒しそのままその服を服屋に返した。
今ならこれが毒親だと分かる。
父は自営業をしていた。稼ぎはよくなく、毎日「不景気だから」と言っていた。
その割には毎晩よそで酒を飲みに行っていた。家庭から逃げ、お酒に依存していた。
父との思い出は少ない。父親らしいことをしてもらった覚えもない。
キャッチボールや、就職の相談や、成人式や卒業式に何かをもらったこともない。
たまに電話したときに「さみしいなぁ」とボヤくような父だった。
私はそれがたまらなく嫌だった。
社会人になって数年が経ち、私はいつも虚無感に悩まされていた。
何をしても虚しく、心が動くことがなかった。恋人がいたときもあったが、どうしても愛し続けることができなかった。
そもそも私は自分も含め、愛することができないのではないだろうか。
結局、私は親に対して絶望し、縁を切ることになったのだが。
たまにふと、親に愛されたかったと思っては涙が出る。
もう限界なのかもしれない。
(私が求める理想の)親に愛されたかった
元増田です。 理想なんですかね。 現実的な愛ってどういうものなんですか? 増田は愛されてる実感があったんですか?