ある質問版を見ていたら、ある女性の意見を見つけた。強い人間である彼女は、弱い人、つまり意見を言わない人や弱そうに見える人が大嫌いだということだった。そういった弱い人はその場しのぎで逃げまわり責任感がないこと、また人当たりはいいので強く意見をいう彼女が相対的に悪者に見えやすいことなどを理由にしていた。
私はこの文脈で言う弱い人間側なので耳が痛かった。私自身こういった弱さに悩んでいる。彼女がいうような責任感のなさや弱く見せる術などについて、自覚があって自己嫌悪にいつも陥るし、責任感のある人間になりたいと思っている。しかし、グループワークになると、リーダーになることに本当に強迫的な拒否反応が出てくる。
組織で動く上では、誰かリーダーが必要だ。しかし、余程人材の不足している組織でない限り、リーダーが誰か特定の人である必要があることは稀である。だから、リーダーになる時は個人のエゴが程度の差はあれ存在する。自分はそこの正当化が極端にできない。これは、今まで、自分の身近で、組織のリーダーの判断やエゴで大きな失敗が起こった事例を多く見てきたからではないかと思う。
いわゆる強い人というのは、そこらへんの正当化はどういうふうにしているのだろうか。私は、リーダーシップや責任感を持ちたいと切実に思っているが、そのために上記の強迫観念を克服したい。だから、実際にリーダーシップをとっているような強い人がいたら、自分のエゴをどう正当化しているのかを聞きたい。