バレーボール部だった俺。「文化系運動部」と名高かった。その名の通り、体育館半面をバスケ部と分け合ってはいたものの、ネットも張らずにガラケーでゲームするか、エロサイト見るかの毎日。そんな二択の生活にも飽きたのか、編み出したのが「あんしんホットラインゲーム」だった。
説明しよう!あんしんホットラインゲームとは、よく学校で親や先生に言えない悩みがある…ならば私たちに電話してください!みたいなプリントが配られたのを覚えているだろうか?あれにいたずらの電話をして、一番おもしろかった奴が優勝!というゲームだ!ひどい!
さて、その中でも覚えているものを紹介する。
①
ホットライン「お電話ありがとう。あんしんホットラインです。この電話で話したことは絶対に誰にも話さないから、なんでも相談してね?」
俺「ほんとに誰にもいいませんか?」
ホ「うん、話さないよ〜」
俺「あの、じゃあ、その…なぞなぞを作ったので解いて欲しくて…」
俺「ですよね!こんな歳でなぞなぞなんて変ですよね、幼稚ですよね!」
ホ「ううん!ううん!そんなことない!お姉さんなぞなぞ大好きだから!」←ホント優しい
俺「ほ、ほんとですか…じゃあ、問題。森の中でクリさんとリスさんが出会いました!さて、これなーに?」
ホ「えーと、うーん、ちょっと難しいな」
俺「そのままです!そのまま答えてもらったら!」
ホ「う、うーん……クリリス。」
ホ「え、えへへ…」
ブチッ
②
ホ「お電話ありがとう。あんしんホットラインです。この電話で話したことは絶対に誰にも話さないから、なんでも相談してね?」
俺「あの、俺、怖いんです…」
ホ「あら、どうしたの…大丈夫?」
俺「はい…僕、ずっと病気で…明日手術で…どうしても怖くて…」
ホ「そうなんだね…怖いよね手術。私は受けたことないけど、私のお母さんも怖いって言ってた。でもすぐ終わるって言ってたよ!」
俺「そうなんですか…?でも、夜も眠れなくて…グスン」
俺「…包茎です。」
ホ「ほ、ほっ…ブハッ…ほ、包茎かぁ」
ホ「ブフッ…」
ブチッ