うちは母子家庭で、母親は父の死後、半官半民で退職した公務員が天下りしまくってきているような小さな会社で正社員として働いていた。
そんな会社だからいろいろと理不尽な目に遭ってきたのだが、中でも理不尽だったのは祖父が亡くなったときだ。「相続でお金が入るだろうから」という理由で近々に予定されていた昇給がなぜか数ヶ月見送られ、ボーナスまで減らされた。数年前のことだが、今考えても何だったのかと思う。
急にこんなことを増田に書く気になったのは、https://togetter.com/li/1180855 とか、ほかにもいくつか、発展途上国の人たちをこの国の一部の人たちが、低賃金で奴隷のように働かせている事実を書いた記事を読んだからだ。
そういう現代の奴隷制を敷いている人たちの理屈はきっと「相続でお金が入るだろうから」に近いんだろうなと。「君たちの国とは物価が違って、こちらでは差額でも本国に遅れば大金になるのだから」というような考えなのだろうと。同じ労働内容であれば、この国で普通に働いている日本人たちと同じ対価を、外国人にも払うべきなのに。