『はるか夢の阯』の運営者逮捕のニュースで、違法ダウンロード被害における出版社が出してきた損失額は4000億円を超えるものだった。この数字が「ダウンロード数 * 書籍の値段」なのか「アクセス数 * 書籍の値段」なのかは分からないが、こういう数字が出ると、たとえ海賊版を批判する者でも「違法ダウンロードした人全員が正規のコンテンツを買っていたわけはない」という反論をしたくなるだろう。確かにその通りである。
ただし、こういう反論をする者たちが見落としている点がある。
「違法ダウンロードまでして漫画を読む者は潜在的なファンであり、違法ダウンロードサイトがなかった場合は、たとえ購入しなかったとしても、立ち読みしたり借りて読んだり電子書籍の読み放題期間に読んだりしていたはず」だということ。
本が買われなくても、コンビニで立ち読みすればお菓子やジュースが買われる。友達のうちで借りて読めば友達との遊びを通じて消費が落ちる。電子書籍サイトの無料期間に読んだとしてもそこに広告費が落ちるなどして経済循環が起きる。
その理屈だと次は古本屋が逮捕されるな
「その理論」の中で古本屋に関しては言及されてないからその仮定は無意味じゃないかな?
海賊版も立ち読みも古本屋も出版社や作者への利益って無いよね
単に古本屋は古物営業法に基づく許可を受けてるってだけの話さね 古本屋を著作権侵害で逮捕するなら法改正しないと