2017-08-14

人生いろいろ

すこし昔の話。

流産ののち、妊娠した。つわりは辛かったけど、安定期には落ち着いて、きっと今年は忙しくなるなぁ、とか思っていた。

しかし、妊娠後期に入って異常がみつかった。状態はある程度判断ついたが、病名確定せず。

結局予後不良で、看取りの出産になった。

どんな子なのか、妊娠中怖くて仕方がなかったけど、生まれてきた我が子は、とてもかわいくてかわいくて…でもすぐお別れになってしまった。

こんなことってあるんだ、と思った。

短い時間しか一緒にいなかったのに、この喪失感はなんなんだろう?

検査の結果、常染色体劣性遺伝可能性があるということらしい。次に妊娠した場合、1/4の確率子供は同じ病気になるようだ。つまり、また子供を看取ることになるのだろう。1/4の確率で。

この確率って高いのか低いのか、よくわからない。でも当事者にとっては0か100でしかないんだな。

配偶者親族でもない。こんなことってあるんだな。そして結局、同じ病気っぽい人、ネット上にもいない…(Google先生…)。

生命選択というけれど、もし1/4で子供死ぬとわかっているなら、そもそも子供を持つことを諦めるしかないのだろうな。

もう一回子供を看取る勇気がない。そして配偶者と別れるのも全く考えられない。

こういう理由があるって、知らなかった。

こういう人生もあるんだな。

でもきっと、人は皆、何かしら人生で予想しない出来事出会って、たたかっていくんだろう。

この悩みには蓋をして、また日常に戻っていかなければ。皆がそうしているように。

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