最終的には効率を上げるしかないという事になって、社会の無駄が減るのでいい傾向だと思う。
でも、今まで社会を見ると、
問題視されていなかった事が問題視され始め→法律の網がだんだん厳しくなり厳罰化され→それをやる人間(組織)はおかしいやつ扱いされる
ここまでのプロセスの中で、どうしてもトリガーになる出来事が必要になる。
例えば飲酒運転。
たかだか20年ほど前までは、正直飲酒運転なんて日常茶飯事の社会だった。
それが徐々に問題視され始め、決定的なトリガーとなったのは、あの福岡の事件だと思う。
「あの福岡の事件」で30代くらいまでの人なら、たいていああ、あれねってなる。
あの事件以降急速に飲酒運転の厳罰化や人々の見る目が変わり、今では飲酒運転をする人間はちょっとおかしい人だねってなる社会になった。
これも徐々に問題視され始めたタイミングで「あの桶川の事件」が起こった。
30代後半くらいからじゃないと分からないかな。でもあの事件の衝撃度は、ストーカー規正法と言う法律を生んだ。
20代の人は信じられないかもしれないが、昔はストーカーという言葉すらなかった。
長々説明したが、ブラック労働やサービス残業が完全な社会悪となるには、もう一歩トリガーとなる事件が必要だ。
電通のやつも悪くない、が遺族には申し訳ないけど残虐性に欠ける。
ブラック労働やサービス残業は、飲酒運転やストーカーと同等いやそれ以上の社会悪だ。
もっと残虐な死に様が欲しい。
待ってるぜ