化粧をする時に鏡を見ると、ふと昔の彼氏を思い出すことがあります。
大学のサークルの先輩(彼氏)と後輩(わたし)というよくあるものでした。
食事をつくりにいったりしているうちにつきあうようになったと
これもよくある話です。
彼氏は普段はいつも穏やかで誰とでも仲良くなれる、ニコニコした人づきあいのいい人ですが、
お酒がはいるとスイッチが入り、暴力的になるという欠陥を抱えてました。
「いつまでかかってんだよ!!!」とキレて、お店を出るというような低レベルの人間でした。
(そして別の店を探すというなさけないことも多々……)
でも、それ以外は本当に善良ないい先輩でした。
なので、宅飲みをしている時に、殴られることも時々ありました。
そういう時も、卒論でストレスが溜まっているんだろうなぁと思い、
それでも甲斐甲斐しく付き合っていたそんなある日のことでした。
彼氏をいつもより喜ばせてあげようと思って、
おもいきって女の子の格好をして、彼氏の部屋で待っていました。
「なんで女の格好をしているんだよ!!」と激高され、
わたしはただただ
「ごめんなさい、ごめんなさい」と謝り続けました。
そんなわたしに興奮した彼氏がわたしに馬乗りになってさらにクビをしめてきました。
死ぬかと思うほど苦しみました。
このことが別れるきっかけになりました。
さすがに、このまま付き合っていたらいつか死ぬかと思ったからです。
「もう1回だけ、クビをしめたい」と懇願されたのですが、きっぱりと断りました。
ガイジとガイジがちゃんと互いを見つけ出して出会う生物学的システムの謎を解明したい