仲の良い友達が居て、その友達が勉強して合格しないと、自分も合格できない大学受験があった。
受験は来年。レベルとしては一年間近く心身共に捧げなければ合格できないレベル。
自分の成績は一切無意味。勉強も無意志。自分の努力は一切考慮されない。
ただ友達が合格することだけが自分が合格するかどうかの合否判定。
友達が挫けそうになって「もうだめだ」とか言い始めたら「でも頑張ろうよ」とか言うじゃん?
そうしたら「お前は何もやってないでしょ!」とか言ってキレられる。
でも実際そうだから仕方ない。
仕方ないので差し入れのスイカを買ったりご飯を作ったりとかして。
疲れたときはできるだけ楽しい話をしたり未来の話をしたりしてポジティブにしたりして。
でも自分は何にも役立ってないな~とか思ったりして。
とにかく頑張ってもらうしか何もなくて。
ひたすら1年間、応援してるだけで何もできないわけで。
いよいよ当日は、ひたすら横で「頑張れ!」って応援したりして。
いろいろ肩を揉んだり背中をさすったりして。
「もうダメだ!」とか大変そうで。
でもひたすら応援するしかなくて、凄い無力だなぁとか愕然としたりするわけで。
お母さんは1年間かけてボロボロになりながらお母さんとしての身体と心になっていって。
お父さんは「産まれた!」っていう瞬間にお父さんになって、我ながらズルいなぁと思う次第。
あー随分負担かけたなぁ。これまで何もできなかったけどこれからは分け合えるといいなぁ。
と思ったから育児休業を取ったりして、せめてあの応援するしかなかった時間の恩返しができればなぁと思う次第であります。
これからが長いわけですが。