二大会連続の五輪出場を決めたスマイルジャパンこと女子アイスホッケー代表だが、ソチ全敗後初めてこの名前を聞いたという人が大半ではないだろうか
日本は欧米に比べて女子スポーツが結果と人気を得る傾向にあり、フィギュアスケート、バレーボール、カーリングなどはすでに一定の地位を得ている
これらの競技に共通しているのは競技中に選手の顔が見えることであり、それが事実上、人気獲得の必要条件になっている。顔を選考条件に入れていなかったサッカーの「なでしこジャパン」が凋落したのもここにある。彼女らは「ゴブリンジャパン」という揶揄を最後まで打ち消すことができなかった。
女子アイスホッケーもこの点でハンデがある。試合中、選手の表情はプロテクターに隠されてほぼ見えないのだ。見ることが出来るタイミングは、試合後の一部の選手インタビューだけである。
これでは持続的な人気獲得はかなり難しい。今回も五輪が終わったら観客30人の世界に逆戻りするだろう。せめて顔が見えやすくなるように改善できないものか。