真面目に答えず、出来る限り嘘と虚構を織り交ぜて答えていきたい。
そんな疑問を持っている内は、君はソープへ行くべきではない。
これはソープに限った話ではないが、金を払って一日とかからず済むような事柄に何か特別な知見を得ようとするなら、漠然とした気持ちで行ったところで変わりはしない。
もし、脱童貞などといった程度の目的で行くようなら、そこには本質的には童貞のままの、いわゆる「素人童貞」という非生産みたいな生産が成されるだけだ。
そもそも、「童貞」などというものが概念的でしかないのだから。
2m半はありそうな女性にまるでモノのように犯されたことは以前話したが、あれで私は童貞を卒業したのではなく、“喪失”したのである。
私の友人は酔っ払っている内に人間と寝たらしいが、痕跡がない上に記憶が曖昧なため真偽は不明だ。
だが友人は「あの時オレは男になったのだ」と頑なで、事実がどうあれ彼は“童貞ではなくなった”のである。
学ぶべき教訓は、「事実のみ追い求めると、かえって本質から遠ざかる」ということだ。
まあ、『ソープへ行け』は童貞を卒業するためのものではないのだが。
答えはNOだ。
つまり、そもそも完璧な作品を作れる人間がいるか疑わしいし、作れたとしてそれを正しく知覚できるかも怪しいのだ。
「承認、是非、回す」だ。