万人受けする可愛い顔を好きになる。
一度ハマったら数ヶ月は必死になって画像を集めたり、出演ドラマを見たりして、もっとその人を好きになろうとする。
知れば知るほど、面白いキャラクター性や性格のよさも見えてきて、ルックスの良さだけでなく、人間としてのよさが分かってくる。
けれど、私はそれ以上彼らにのめり込めない。
魅力的だとは分かっているんだけど。なんでかなあ。
むしろ一定期間を過ぎると、だんだん興味を失いさえする。テレビで見かけたら「あ、」って思うくらい。
どっぷりのめり込んでしまう相手も勿論いて、けれど彼らのルックスは、私の理想としているような女子顔負けの可愛い系ではなくて、塩顔の、低身長。
そういう人たちは大抵、演技力の高さだったり、感性のよさだったり、歌やダンスのうまさだったり、“スキル”に目をつけて好きになる。
初めはスキルだったはずが、いつの間にか言動のすべてが、好みではないはずのルックスまでもが愛おしくなる。
なぜなんだろう。何なんだろう、この差は。
ああ、ただお顔がとても好みで一時期大好きだったIくん。
最近週刊誌から陰湿な記事を書かれているけれど、徹底した顔ファンなおかげで少しもダメージがありません。全然嫌いになんてならないなあ。
お顔はもちろんだけど、デタラメなようできちんと考えているところとか、シビアな意見も持っているところとか。そんなところは好きなままです。