高島屋がデザインしたという、ものまね王座決定戦の榊原郁恵みたいな日本選手団ユニフォームについて、Twitterなんかで「別にダサくてもいいじゃん」「日本ぽくていい」「清潔感があっていい」みたいな意見を言っている人達が大勢いて絶望的な気分になった。そんなんだからどんどん日本が没落するんだよ。
オリンピックの開会式は世界中に中継されている。世界中の人に対して国をアピールする大舞台なのに、いつものように内向きに「日本ぽくていい」「このダサさでいい」とか言ってても世界の笑いものになるだけだ。ネタとして笑われるならまだいいけど、今回のようなユニフォームは世界中に「なにこのぱっとしないダサい国…」というネガティブな印象しか与えないと思う。何がクールジャパンなんだろう。日本にだって世界で活躍するファッションデザイナーや若手デザイナーがたくさんいるのに、なぜその人達を使って世界にPRしようと思わないんだろう。
ネット上ではよく「オリンピック選手達は国を背負っているんだから云々」と言われてるけど、ユニフォームだって選手たちと同じように国を背負っていると思う。ユニフォームはその国のイメージをPRする重要な媒体だと思う。日本は国も企業も「PR」という面を軽んじすぎているよ。だから没落する。世界で戦うには、「別にそんなのどうでもいい」なんて言っている場合じゃない。他の国に負けないくらい素敵なもの、世界中の人が素直に「いいね」と思ってくれるような方向を目指さないといけないと思う。