2016-08-06

レッドタートル

やはりジブリの新作!という宣伝の仕方をあからさまにするのはよくなかったのではないか

人たちはジブリ=宮崎駿というふうにしか思ってない。

ジブリにこんな絵柄のアニメをつくって欲しくないなどとのたまっている。

しかしたら海外制作されていることすら理解してないのかもしれない。

いま、「ジブリらしい」作品ではないものジブリの新作!と宣伝してしまうと、アニメーション世界に対する敬意や興味がないような、宮崎駿世界に耽溺したいだけの人間にとって、お気に召さなものを勧める広告うつことになってしまうのだ。

あるいは、アニメーション世界ジブリorディズニーというふうにしかとらえてないのかもしれない。

レッドタートルを見てディズニーみたいなどという頓珍漢なコメントを残している人もいる。

多種多様な絵柄に対する知識や経験がないのかもしれない。

こんなに様々な表現アニメの中だけでもあるのに。

かぐや姫にまだ文句を垂れている人がいる。

もし、こぢんまりした広告をうっていたら、そんなふうな浅はかな人の言葉なんて出なかったし、見なくてすんだだろう。

でも、もしかしたら鈴木敏夫はそういったことを込みで自覚的にこの広告をやっているのかもしれない。

もはや宮崎駿のいないスタジオジブリというものを構築していこうとしているのかもしれない。

ジブリ=宮崎駿というイメージを壊していきたいのかもしれない。

人たちの感覚を信じていて、新しいイメージ提供し続けようと考えているのかもしれない。

スタジオジブリには、これからも、海外でも国内でもいいし、配給でもいいから、良質なアニメーション世界を支える存在としてジブリには存続してほしいという気持ち

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