友人が不眠になった。
生活に支障が出たとのことで、メンタルクリニックに通いはじめたところまではよかったのだが、他にメンタルクリニックに通っている友人から、その薬はあなたには強すぎるとか、飲み続けると薬なしでは眠れなくなるとか、そういう類のアドバイスをされたらしい。
友人はそのアドバイスを信じて、病院を変えたり薬をすべて漢方に切り替えたりして生活している。
そして現在もまだ、不眠に悩まされている。
友人が言うには、現在は眠剤を減らしたことによる反発性不眠という状態らしい。友人のように、反発性不眠に悩まされる人から聞いたそうだ。
友人の話は、彼女の友人がこう言っていた、という内容ばかりだ。担当医がこう言った、という話はほとんどされない。
私が知識のない健康な門外漢であることや、あまりあれこれ文句を付けて話自体してもらえなくなるのを避けているのが原因なのかもしれないが、彼女の口から担当医に聞いたアドバイスは聞こえてこない。
そして、彼女の友人たちも、薬や病状にたいする知識はありそうだが、メンタルクリニックの医者をあまり信用していないように聞こえる。
メンタルクリニックに通う患者は、なぜ医者を信用しないのだろうか。
普通、風邪を引いて1週間も2週間も治らなければ、かかりつけの医者に相談すると思う。友人も風邪を引けば内科に行き、処方された薬をそのまま飲んでいるようだから、内科医に対してはきっと信頼があるのだろう。
けれど、メンタルクリニックのことになると、医者よりも、彼女の友人たちを信頼しているのでは? と思えるような口ぶりで話すのだ。
私はこれがどうしても納得できない。
もちろん、メンタルクリニックの医者との相性は、内科医との相性よりも繊細な問題になってくることはわかる。
ただ、だからと言って医者ではなく、自分と同じ立場の友人を医者よりも頼りにするというのはすこしずれているのではないだろうか。
薬の量や内容に不満や不安があるのなら、まずは医者に相談したりするのが道理なのではないだろうか。
友人の周りには、「この医者に聞いてこうしたら病状がよくなりました!」などの、進研ゼミのような成功体験を話してくれる人はいないのだろうか。
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