語学力がなくても、自動翻訳に優しい日本語を書ければ海外で必要なコミュニケーションはとれる。自動翻訳に優しいということは、文章が明確でわかりやすい論理構造を持っているということだ。だから論理的思考の練習にもなる。
と、ある本で読んだので練習してみた。
・主語と述語を明示する
・文を入れ子にしない(関係代名詞などを多用する文を避ける)
だった。
さて実演。グーグル翻訳を使う。よく自動翻訳ネタで使われる『走れメロス』の冒頭を題材にする。
まずは原文。
「メロスは激怒した。必ず、かの邪智暴虐じゃちぼうぎゃくの王を除かなければならぬと決意した。メロスには政治がわからぬ。メロスは、村の牧人である。笛を吹き、羊と遊んで暮して来た。けれども邪悪に対しては、人一倍に敏感であった。」
「Melos was furious . Always , we decided the unexpected must be removed the king of Kano Jachi violence Jachibogyaku . The Melos unexpected know politics . Meros is a shepherd of the village . Blow the whistle , it came living playing with sheep . But for the evil , it was sensitive to more than others .」
読めたもんじゃねえ。
何度か書き直して、なんとか読める英語に翻訳できる文章にした。結果は次の通り。
「メロスは激怒した。彼は、あの乱暴な王を除外すると決意した。彼は政治を理解していない。彼は、村の中の牧人である。彼は笛を吹いた。彼は羊と遊んだ。それが彼の生活のすべてだった。けれども、彼は悪に対しては他の人々よりも敏感であった。」
「Melos was furious . He decided to exclude that violent king . He does not understand the politics . He is a shepherd in the village . He blew the whistle . He played with sheep . It was all of his life . However , he was more sensitive than other people against evil .」
なるほど。