洋画の芸能人吹替に文句を言うと「字幕で見ろよ」と言われがちだが、字幕だとセリフがどうしても圧縮されるのが嫌だし、原語話者同志では伝わる息遣いに込めたニュアンスが日本語しか話せないと理解できないことも多かろうと思うので吹替で見たいという考え方があり、この投稿もそういう吹替派が書いている。
さて、下手な芸能人声優を使うんじゃねーよ、という意見に対して、芸能人を使うのはそれで元来興味ないはずの客も寄せないといけないくらい儲かってないからで、だから批判するより粛々と映画見に行こう、友達も誘おう、叩くより映画を応援しよう、って話がある。
それはそれで一理あるような気がする。
でも現状の芸能人声優使ってる状態の映画にで収益上がったら、「やっぱこの方法が正解なんだな!」と思われてますます芸能人声優が増えるんじゃないだろうか?
理想で言えば、一時的には芸能人声優がさらに増えたとしても、もっと儲かり続ければ、芸能人で客寄せする必要もないなと映画会社の人が思うくらい儲かれば、変な吹替は減るという話である。
でもそれっていったいどれくらい先の話なんだろう?
っていうかそもそも、そこまでもうけが出るなんてのが現実的なのか? とても現実的には思えない。
かと言って映画会社も辛い経営状態なんだから叩いたって仕方がないのは分かる。見なくなったらもっと芸能人の知名度に頼るようになってしまうだろうことも。
じゃあ一体どうすればいいんだ?
まるで何の希望もない。