自信をね、持てればいいんだけどね。難しいよそれは。
それこそ、創作活動を始めたのも、自信を持ちたかったからというのがある。
もちろんもともと物語が凄く好きだったからなのはあるけど、それでも二十代半ばまで消費専門だったのが急に創作しだしたのは、作品という成果を作りそれを受け止めてもらうことで自信を持ちたいって気持ちがグワッと上がったから。
けど今のところは、創作物を読んでもらえるのは凄く嬉しいけど、それだけが私の許される部分、私の価値であって、作らなくなったら何もないし見捨てられるんだろうなって思う。
こんなのは別に私個人の特別な悩みじゃなくて、ちょっと前にツイッターで交わされた「人間のコンテンツ化」みたいな話なのだろうな。
自分の人生の面白い部分をツイートして人気アカウントになった人が、その面白い部分だけでしか承認を得られないから生活を壊してまで自分をコンテンツ化することの是非、みたいな。
私の創作の面白さなんてタカが知れてる上に創作のネタにするために生活壊す取材してるわけじゃないけど、「エンタメを発表する機能としての自分だけが受け入れられてる」っていう感覚は凄くあるし、その拭い方=根本的自信や自己肯定感の持ち方は分かんないや。
人との繋がりがこれを改善してくれるかとも思ってて、それが「繋がるために創作してる」と思われそうな雰囲気になってるのかもしれないけど、創作で繋がりを持つ努力も結果はかんばしくないしね。