自分の考えと少し違えばすぐに文句をつけて自分の頭の中と現実を同じにしてしまわないと気がすまない人々だ。
彼らは自分のことを他人より判断力に優れた人間だと思っているらしいが実際の所は単に狭量かつ浅学なだけなのだ。
その証拠に彼らは何故それがおかしいのか尋ねられると「自分がこう思うからそうなのだ」「自分はそういうものだと覚えている」以上のことは一切言えない。
他人に自分の考えを伝えられないということは、自分の考えが何故そうなのかを自分で理解していないということである。
何故そうしなければ分からないから1つのやり方しか出来ないのなら、それは宗教の儀式のようなものだ。
宗教儀式ならば絶対視する気持ちは分かるが、それと同じことを日常的にやられても困る。
他人が何かすればすぐ「○○としてそれはおかしい」「この○○の使い方はなってない」「なぜなら私が普段やっているやり方と違うからだ」と叫んで回るような人間になってはならない。
そうやって自分が正しい正しいと言ってまわれば脳の換気が少しずつ悪くなり最後には頭の隅々までカビで覆われてしまう。
そしてそのことを諌めて止めようとする人間も普段文句ばかり言って回る姿に呆れていなくなってしまうに違いない。
そうなったらもうお終いだ。
いつまでも自分のやり慣れた宗教儀式のような決まった技法だけをひたすら繰り返すことしかできなくなり時代に取り残されるだろう。
時代は回っている。