2015-08-21

メシマズメシマズ駆逐する

もう何度目だメシマズ話。

うちの姉は子供の頃から味のない食を好んだ。刺し身に醤油はつけないしうどんは麺だけ食うし、こんにゃくもゆがいただけでいいらしい。そんなだからとにかく食に興味がない。寮生活をしている間に何故かジャンクものは覚えて帰ってきたが、基本食事作りは面倒な用で盛り付けもしないし、常に茶色いぐっちゃぐちゃのものを鍋のまま出す(そのまま食卓に出すタイプの鍋でもないのに)

母親特にメシマズではない。母方の祖母は本土と違う味付けの料理をしていたが、六十過ぎて料理教室似通ってから素晴らしくメシウマになった。母方家系は味覚が鋭いほうだと思うし自分はそれに輪をかけて味にうるさいタイプである

父親もその世代にしてはわりと料理好きで普通にうまいものを作る。父方の祖母は味付けが塩だけのメシマズかつ殺人マシーンなので、姉の味覚異常はこの辺りから来ているのかもしれない。

そんな姉だったが、結婚した相手の母親まり姑がそれに輪をかけたメシマズだったらしい。姉の場合レシピ通りには一応作れる(レシピないと味が崩壊するが、あれば忠実にその通り作る。ただし野菜切るのとかはいい加減なので生煮えでもごりごりでもきにしないし、書いてなかったらアクはとらない)が、姑は創作メシマズレシピ通りに作れないタイプなようだ。

姉の夫は姉の料理を食べえて感動したらしい。お前どんだけハードル低いんだよと同情するが、もう絶賛褒めちぎり、時には涙するらしいのだ。

それがいい方向に働いたのか、姉は少し食に興味をもつようになったし、食卓の彩りも考えるようになってメシウマはいかないもの普通程度になった。あまりにも強烈なメシマズを見てこれはいかんとおもったらしい。

メシマズメシマズ駆逐された瞬間である

ただし駆逐されるメシマズは弱い方のメシマズだ。強いメシマズけが後世に残るのだ。

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