日本政府から離脱したほうが効率的な社会運営が可能であると橋下徹は思っているのではないかと強く疑っている(そして個人的にはそれが悪いとは思わない)。道州制は軍事外交などを除く権限を日本政府から「奪う」あるいは「奪還する」のが目的であるし、都構想も関西に『都』を作るためだった。関西維新の会設立を明言したのは『東京』に影響されない仕組みが必要であるからだと私は解釈している。彼の思惑は最初から今まで一貫しているのだ。
その道の行き着く先には、『独立』がある。彼がそこまで織り込んで活動しているのかは分からないが、彼はアホではないのでこの道を進んだ結果そういうことになると分かっていないはずがないと思う。
正直に言えば落ち目の日本政府に付いて行っても得はない。関西自体が時代に応じて自由に選択できればいい。日本政府が東京以外をそこまで重視していないのも事実ではあるし、それならばこちらから日本政府から出て行くのも選択肢として有り得るのだ。そういう意味ではまさに大阪人らしい合理性である。『日本』という集団に対する愛着は、関西では全体的に弱いと感じる。東京の方が圧倒的に強い。
沖縄は独立しても経済的に成り立たないだろうが関西の規模なら十二分。
有史以来明治維新まで都が置かれた関西ではあるが、天皇を捨てるのが早いのも恐らく関西になるのではないか。
※ちなみに私は反天皇でもなんでもありません。