2015-07-05

「ひどさ」の度合い

発言価値って、発言内容×発言形式、によって決まるからね。たとえば

匿名増田で、政府愚民無視しても別にいいでしょどうせマスコミ洗脳されるような連中なんだから

なんて書いたところで大した騒ぎにもならないのは、そんな信頼性のないごく少数しか見ていないメディアで、匿名発言になんて何の影響力もないというコンセンサスがあるからで、そこで多少ひどいことを言おうが社会的には大した問題じゃないとみんな知ってるからだよね。一方、

大臣NHK番組で、かるく国民軽視な発言をした』

なんつーのは、その信頼性や影響力もろもろを考えたとき発言内容の重さ軽さを越えて、大問題なわけですよ。ましてや、現在は一私人に過ぎないとは言え、

内閣総理大臣に近しいと目されていた人間が、政府与党の中枢の勉強会公式メディア弾圧と取られる発言をして、それが報道に載った』

なんていうのは、それこそ「平氏にあらずんば人にあらず」じゃないけど、民主主義が続く限り、百年後の歴史書に載ってもおかしくないレベルの「ひどい」発言なわけで。

そういうわけで、いま一番発言が「ひどい」場というのは、個人的には政府与党周辺だと思ってるんだけど、どうなんですかね。

http://anond.hatelabo.jp/20150701152341

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