文鳥を飼っている。初めての小鳥のペットで、自分一人でペットを飼うのは初めて。そろそろ9ヶ月の子だ。
飼い始めた頃の全体的に色みが薄い頃も、今の羽がつるっとしたフォルムも、毎日かわいいと思ってる。
水浴びの時、ぽちゃんと入って暫くじっとした後、段々激しくなる水浴びの姿もかわいい。
たまに、こっちが指でチャプチャプしてあげないと、水浴びしなかったりするのもかわいい。
水浴び後に、トリ臭いというかからあげのような匂いがするのは、ちょっとトリとして大丈夫なのか心配になるけど。
部屋に放したままキッチンの方に行ったりすると、こっちを探しているのか、ピピッと短く鳴いて飛んできて
頭にべたっと止まってくるのは身悶えする。
肩に止まったまま、大人しく私が水入れ洗ったり用事を済ませているのを待ってるのも、どうしてあんなに可愛いんだろう。
水を飲む時に喉が動くのもかわいいし、止まり木や手の上で餅になって、うとうと→スヤァになったとき
呼吸のタイミングに合わせて、尾っぽが上下に動くのなんてたまらなくなる。
毎日かわいいと思っているけど、この間つい仕事の愚痴を聞かせてしまって、話しているうちに泣いてしまい
愚痴ってしまったことにも謝って、お詫びにゆでたまごの黄身をおやつに出した。
それから愚痴を聞かせないようにしているけど、なんだか無性に泣けてしまうようになった。
ツルツルのくちばしも、不思議そうに首を傾げるのも、たまに急にうねうねし出すのも、
手でうつわを作ると、その中にさっと入ってきて餅になってスヤ…てし出すのも、
指を止まり木代わりにじっとして、段々フカフカしたお腹が指について、
そっと片脚を仕舞って寝る体勢に入るのも、たまらなくかわいい、と思うと涙が出る。
愚痴を聞かせてしまったのにかわいいなんて。こんなにかわいいのに愚痴を聞かせてしまったなんて。
今もこうして、かわいさとあったかさを思い出しながら書いて泣きそうになっている。
多分うちの子は私の天使なんだろう。さかむけと唇を突かれるのはとても痛いけど。
もう少し広い部屋に住める甲斐性があれば、もう一羽迎えることもできるのに。
日曜日や平日は、明日が永久に来なければいいのに、とここのところいつも思っているけど、
こなかったら明日のかわいい文鳥には会えないので、それは嫌だなと思う。
そろそろ、本当に転職する時期だろうか。
そんな本厄。
今日は焼き鳥でも食うか