デザイナーによくわかる解説。 だが、その概念の常識をユーザーに押しつけてはいけない。 - tomono-blog のコメント / はてなブックマーク
みたいなこと言う奴が出てくるけど、これは間違っている。
どんどん押し付けていくべきだ。
想定外の使い方をするユーザーにどうして配慮せねばならんのか。
いやフールプルーフなんかとは別の話だよ。
デザイナーは唯一の正解を想定して設計しているんだから、それがいちばん使いやすいんだ。
唯一の正解をユーザーに押し付けることで、デザイナーもハッピーになれるし、ユーザーもハッピーになるんだよ。
もちろん、現実にはデザインそのものが根本的に失敗していて、どうしても使いづらいことはある。
ただそのときでも「間違った設計を別の使い方をすることで使いやすくする」なんて面倒なことをする必要はないし、
デザイナーの側もユーザーがそうしてくれることを当てにしてはいけない。
ホッケーパックとか饅頭とか言われた、丸っこくて平べったい、小ぶりなマウスだ。
使いづらい。小さくて持ちにくい。コードが短い。手首が痛くなる。
だが俺はあのマウスが好きだった。
iMac以前のマウスは(おそらく現在でも何割かは)、手のひらで包みこむようにべったりと握って、手首を曲げて動かすものだった。
それに対して、iMacのホッケーパックは、指でつまむように持って手首を固定し、指を曲げてマウスを動かすものだった。
後者の方式なら、マウスの移動範囲は少なくて済むし、手首にかかる負担も軽くなる。
手首を曲げて大きく移動させようとして、コードが短いと文句を言った。
なんたる理不尽か。
デザイナーがそう使えと言うんだったらそうすればいいじゃないか?
どうしても別のやり方で使いたいというなら仕方ないが、それで製品を批判する資格はないだろう?
というわけで、俺はなるべくデザイナーの言うとおりに使う。