2015-05-05

売れたら作品がつまらなくなる現実

ブランキージェットシティ(以下BJC)のことはよく知らないが、

97年にラジオで聴いて気になった『ガソリンの揺れかた』のCDレンタルしたら、

収録されていた三曲がどれも素晴らしくて、改めてCDを買ったことがある。

 

98年初頭、ある海外バンド来日公演に行ったときライブ会場を出たところで、

レコード会社の人たちがBJCツアーのチラシを配っていた。

当時のBJCはそんな地道な宣伝をするポジションバンドだったと思うが、

それから間も無くしてチャートシーンに出てくるようになった。

 

ある日、テレビCDランキングで流れた『ダンデライオン』のサビを聴いたとき

BJCにあまり詳しくない私ですら「うわぁ……」となった。

売れている人に特有の、能天気威力を感じない曲に聴こえたからだ。

 

 

先ほどそんなことを思い出して、『ダンデライオン』について調べてみたら、

やはりファンの間でも賛否が分かれる曲らしい。メンバー自身もこの曲はあまりきじゃないとか。

 

「売れているかどうかは曲の良し悪しとは関係無い」論者は間違っている。

明確な言葉では説明できないが、成功して敵を失ってしまった作り手の精神は、

必ず作品に反映されるものなのだ

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