先日仕事が早く終わったので、何もしないまま帰るのが惜しく、
隣町にある風俗へ出向いた。
この時点では、待ち時間もだいぶ長くなっていて、
「もう帰りたい」「誕生日に何やっとるんや」な気分でいっぱいだった。
「久しぶりにちゃんとできる男性に会った」
「どうして多くの男性はちゃんとできないんだろう」
というような話を、こちらが少し引くくらいガンガン話された。
気付けば「また会ってください」という彼女に連絡先を教えてしまっていた。
次の週末、連絡を取り合って彼女と再び落ち合い、ホテルへ行った。
前回のように、自分としては当たり前の行為をして、彼女はとても喜んでくれた。
お店を通して会っていないし、気付けば部屋代も彼女が支払っていた。
「近いうちにまた会おう」と分かれ、いまでも連絡を取り合っている。
でも、自分なんかよりずっと多くの異性と関った人にそう言われ、
自分では全く気付かなかった側面についての評価だったもので、驚いた。
お世辞でも悪い気はしなかった。
野球への気力を少しでも勉強に向ければ成績が上がるのに、と言い訳する主人公に、
その道を進めと言われているのよ、とヒロインが応えるシーンがある。
まさか今回の経験を人生や生活に絡めて考えられるわけもないのだが、