おそらく、学生時代、体育会系や、友達の軽いノリを遠間から見て憧れていたタイプなのだろう。概念的には仲間内のノリを理解している。「こういうとき、軽口を言って盛り上げるのだろう」「馴れ馴れしい口調も必要だよね」「人の悪口でつながるものなんだよなぁ」そういうことは理解している。しかし、経験から細かい機微を学んでいない様子だ。 わからないため、時々チューニングが上手く行かずに周りをドン引きさせたりする言動が出てくるのではないか。
おいやめろ。とばっちりの流れ弾に被弾してしまったではないか。嫌なこと思い出しちゃったよ。
青二才の言動の端々には、総じて無理をしている印象、背伸びをしている印象を受けやすい。一生懸命友達っぽい振る舞いをしたり、男女関係にも詳しい人の仮面をかぶったりしているように見える。どうにもぎこちない。こういう演技は精神的に疲労しやすい。現実の自分を否定する行為だからだ。演技から開放されて現実の自分に戻ったときに、そのギャップに耐えられるのだろうか。耐えられないから記憶喪失っぽい発言や分裂症みたいな発言がときどき見受けられるのだろうか。
やったやった。ほとんど修行のつもりでやったな。それなりに拷問だった。まあ、自分と不釣り合いな、見栄をはらなきゃいけないような連中と関係を持とうとするからそうなってしまうのだが。当時はそれが自分のためになるんだと、人生を切り開いていく力になるんだと考えていたなあ。でも、身の程を知るのが一番だよ。気の合う人とぬくぬくやってるのが楽でいい。