IT業界の目線高すぎ病ってのがあるんじゃないかと思う(またはスタートアップ界かも)。なぜか僕は大学生を大量にフォローしている。いつからそうなったのかはわからない。ちょうど、どんなこと話してんのかねー、というのが気になる世代なんだと思う。年をとったというのもある。自分が年をとったから、若い人が発信している情報を受け取りたいわけだ。単にマーケティングという意味もある。Twitterで遊ぶ上で、「TLの情報密度を薄くするため」というのもある。単なる情報洪水で、世の中にアンテナ張りまくりなTLじゃあつまらない。世の中にアンテナ張ってる人たちだけじゃなくて、「世の中そのもの」をTLから読み取りたいわけだ。
そうしていると、なんとなくだし、完全に余計なお世話なんだけど、「目線高すぎて疲れてるんだな。大変だなあ」と思ってしまうことがある。楽しそうなのと同時に、疲れを感じさせる。SNS疲れとかTwitterやりすぎとかそういう話じゃない。言葉の節々から、根本的な疲弊を感じる瞬間がある。社会の厳しさを知った、とかそういうしょぼい話でもない。たぶん、頭がいい目線高い大学生は「勝てない」ことに気づいてしまうからだ。自分のゆく先が一番じゃないことが見えてしまう。まあそう思った時点で目線低いだろと言われたらたしかにそうだ……。
でも、大学生って初めて負けを知る時期なのかもなあ。なったことないから知らんわ。もっと等身大に好きなことを好き放題やりゃあいいのに。そりゃ、結果は出さないとカッコ悪いけど、好きなこととか得意なことを好き放題にやることのほうが絶対に楽しい。自分はそうしてる。