寿退社なんて言葉が今も残る位だから、やっぱり女性の最大の出世は結婚して主婦になることだろう。
かねてよりメディアは女性の社会進出に対して、新卒女性にのみ重きを為して就職差別は辞めるべきだと問う事が多いようだ。
何故かと言うと、20代の間はファッションやコスメティックの話題が多いのに30代に入ってから「女子力」とか「女子会」といった
すなわち女性の社会進出は20代までとなり、30代以降は結婚して早期退職し専業主婦になる事が望まれるように世論は見ているわけだから、
当然寿退社という言葉が華やかな雰囲気を醸し出すのは30歳代を過ぎてからである。
要は社会は30歳代以降の女性の社会進出を望んでいないのである。
そもそも女性の社会進出が色めき出したのはついこの間の事であろう。
社会全体がそういう空気になってきてまだ新しく、未だに女性は家庭を守るべきだとする昭和的な風潮は消えておらず、むしろメディアの後押しによって
名前が変わっただけで結局女性社会人は30までが消費期限、早く結婚して会社のために辞めろと寿退社を迫っているように思えてくるのである。
「女子力」が叫ばれるようになった昨今では、より女性らしさが強調された記事が特集されている。