ラジオを聴くと何でか退廃的というか、憂鬱な気分になる。それもどのラジオを聴いても退廃的な気分になるのではなくて、ある特定のラジオ局をお昼とか夕方の時間に聴くと、そうなる。
なんでそうなんだろうと理由を考えてみる。
憂鬱な気分にさせるラジオ局は、全国で流れるFMの系列だ。(詳細は伏せる)
お昼はおそらく東京のスタジオで収録された番組で、夕方は、地元局の独自編成の番組だ。
それを聴き始めたのは中学生の頃で、その頃ボクはどこにでもいる不登校の中学生だった。
まだネット環境、どころかPC環境すらなかった。その頃ボクがどうして時間を潰していたのか、謎である。
おそらく新聞配達のバイトをして稼いだお金で、雑誌を買い、或いは画材を買って、絵を描いていた。
そう、新聞配達のバイトをしていたのだから、そこまでコミュ障ではなかった。むしろ、時には学友と遊ぶ日だってあった様な気がする。一学期に一度くらい。
とにかく様々な要因があって、ボクは中学校に行きたくなかった。
「学校は?」
ボクと、ボクの家族は、不登校であることを周りに秘すべきことであると考えたので、曖昧に答えた。
嘘をついているような気分になる。
そして、その時に流れていたのが、ラジオだった。
それは、不登校の中学生向けには作られていなくて、ボクはそこでも密かな疎外感を味わった。
ああ、それでか。
ドーモ、ヒデアキ・トクナガ=サン。増田デス。
これわかる。 自分は不登校じゃなかったが中学でイジメ受けてたからな。 ネットがない頃のメディアって社会の大勢(体制側)のつながりしか提供しなかったんだよな。 ダイバーシテ...