今、スタートアップでプログラマーをしている学生に警告をしておきたい。
もしあなたがそのチームのビジョンに完全に共感しきれない場合、
特にあなたが大事にしたいものがそのチームの目指す世界観の他に存在する場合、
あなたが考えているーまたはチームのメンバーが語るようなー待遇やポジションは全て幻想であるということを。
事業立ち上げ初期の頃、あなたはチームのリーダーから様々な魅力的な言葉を聞くことになるだろう。
この段階の仕事はハードかもしれないが、やっていて確かに成長するものだろう。
でも、もしこの段階でもしあなたが心のどこかで「辛い」と感じていながらも「成長しているから」などと言い聞かせてどこかで「我慢」しているのであれば、その組織で働いていこうと考えるのは今すぐやめた方が良い。
組織が成長するにつれて、優秀でビジョンを持った魅力的なプログラマーが入ってくる。
もしあなたに明確なビジョンが無いのであれば、気がつけば「誰にでもできる仕事」をルーチンワークで回す日々になっていた…なんてことに陥りかねない。
それが本当に自分のやりたい事かどうか考えるべきだ。
少しでも疑問を持つようなら注意した方がいい。
もしあなたが迷っているのだとしたら、彼らが自分たちの側に引き込むようあなたをうまく丸め込んでしまうだろう。
「断ったら相手を傷つけるんじゃないか」と考えていたら、組織が成功した後であなたはチームに大きく傷つけられることになる。
あなたを巻き込んだチームはあなたを必要としなくなるなり、あなたを捨てるのだから。
特にビジョンより収入面や役職に動かされているのだとしたら絶対にやめた方が良い。
彼らは「成功した時のインセンティブ」や「成功した時のあなたのポジション」について魅力的に語るが、
そのインセンティブやポジションをあなたが獲得することはまず無いと言って良い。