この時期に就活する奴より説明会実施してる会社は可哀想に思う。
冬季から春季にかけて採用選考される人事の皆さん、でも優秀な人材に捨てられて可哀想。
普段お祈り出すのが会社の専売特許なのにこの時期まで選考するという事はお祈りされたんだろうね。
きっとこんな会話が人事方に注がれているに違いない。
業績が右肩上がりの経営ですってにこやかに語る君はどこか寂しげだ。
必死じゃなかった頃はヒトを小馬鹿にしたようなアホ面で適当にやってても就活生が面白い位にやって来てウハウハだったろう。
しかし夏季に入ると一転して必死な君は無理矢理笑顔を作って会社を売り込んでいた。
立ち止まってくれるのはこれまた冬季や春季に夢破れて祈られた自称優秀な就活生で、傍から見ればお似合いじゃないか。
そこから会社説明会の案内をして実際に来てくれたのは思った通り優秀な人材じゃないけど、それで満足すれば良かった。
でも一度優秀な人材を見てきた君は現状に満足できるわけもなく、片っ端からお祈りを出していくんだよね。
こうして一人も採らずに秋を迎えてしまった君は、上司に説教され今年4度目の説明会を実施する。
今度は誰も立ち止まってくれない。
就活生は皆敏感に外れくじに当たるかもしれない恐怖とこのまま就職出来ないんじゃないかという焦りで顔面蒼白だ。
君は選好みし過ぎたんだ。
誰も彼も多かった時に採用していれば苦労する事なんてなかったはずだ。
君は選好みできる立場じゃないんだ。
今年採用が見送られたら君は、そう。落第人事の烙印が押されるだろう。
もう優秀な人材なんていらないから、とりあえず当てこすりでも何でも確保するだけしてみようか。
優秀な人材を選好みしなければ早くに休みを取って旅行とか行けただろうにプライドだけは大手なんだね(笑)。
きっとそのように囁かれているはずだ。