彼らは通販サイトやSNSを使って稼ぐためのノウハウを情報商材として売っているという。
そして、それは経済的な成功と自由な生き方をもたらすんだそうだ。
高級車や高級時計をひけらかす彼らの写真を見て、いっちょオレも稼いでみるかと思うとカモの仲間入りとなる。
情報は購入前に内容を確認したり吟味したりできない。対価の価値があるかどうかもわからない。
それを売るにはどうすればいいか。
結果としてそれを使ってうまくいった人がいる、というイメージを広告すればいい。宝くじを売る最も良い方法は当たった人の暮らしぶりをメディアに流すことだというが、それに似ている。
つまり、彼らの売上の源泉は情報で、そのための費用が派手な暮らし(という広告)というしくみになっている。
売上から費用を除いた利益で豪遊しているわけではなく、ネオヒルズ族の派手な生活は単なる広告宣伝活動ではないか。
高級車の個人タクシーを見て、そのタクシー運転主が儲かっていると思う人は居ない。そのクルマは売上を上げるための設備であり、費用だから。高級時計店の店員が高い時計をはめているからといって、その店員が高給取りとは限らない。それは顧客に時計を買わせるために必要な身だしなみであり、費用だから。
ネオヒルズ族の派手な暮らしも同じことだと考えるとわかりやすい。
今後も、彼らは売上が逼迫するほど、バッシングが増すほど、より派手な暮らしを宣伝すると思う。
追記:
SNSに豪遊をアップするのも彼らにとって大事なお仕事なのだ。リーマンの日々の残業と変わらない。そう考えると気の毒にもなる。