もちろんすべてのケースではないことを承知の上で。
長年だらだらとつきあったというカップルをいくつか見てきた。
ちなみに私自身も5年間つきあって別れたことがある。
だいたいの場合において、女は結婚を望んでいるのに、男はなんとか結婚の話題から逃れようとしている。
そうしてだらだらしているうちに、結局は女に捨てられる。
ああ悲し。
男は結婚したくないわけじゃない。
結婚はしたい。でも今すぐにはしたくない。というのが男の本音だと思う。
だから、結婚の話題に触れないように、地雷を踏まないようにしている。
彼女がいるけど独身という状態は大変居心地がいいのでそのままだらだらといく。
だけど、今すぐは結婚したくない。いつかはしたい。でも今すぐはいやだ。だから結婚の話題から逃がれ続ける。
なぜ、男は今すぐ結婚したくないのか?
ということを考えてみた。
男は「結婚することはその時点で自分の人生の未来の大部分が決定されてしまう」と思っている。
これがとてつもなく嫌なんだ。
そして、おいそれとなく職場を変えることができなくなり、今している仕事が一生の仕事と決定される。
まあ結婚に踏ん切りをつけられない男には冒険心のかけらも残っていないんだけど。
それでも心のどこかで縛られたくないという本能を持っている生き物だ。
その生き物にとって結婚は一つの人生の「詰み」という意識が少なからずある。
俺はまだ本気出してねぇって多分男はみんなどこかしら思っている。
俺を理解してくれる職場はここじゃねぇと思っているし、俺が本気出し、情熱を出し切れる仕事が将来きっと見つかるとも思っている。
そんな男にとって結婚は、少年のころからのかすかに残っている夢をすべて終わらせるリアルな目覚まし時計だ。
男はいつまでたっても少年とはよく言われるが、それは正解で、男はいくつになってもほんとバカみたいなことばかり考えてる。
現実を見てしまえばもうすでに詰んでいるんだけど、まだ詰んでいないと思っているのが男だ。
そんな非現実的なバカでもリアルに目を覚まさしてくれるのが結婚なんだ。
男の本心を言うと、目を覚ましたくない。
俺が本気だすことも一生ないこともわかっている。
だけど、リアルにそれを知りたくない。
ずっと非現実的な夢を見てふわふわ生きていたい。
そんな悲しき生き物が男だ。
こう書いてくると男ってとてつもなくバカな生き物なんだなとリアルに思った。
これ本当にそう思う。
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