20年前の駅弁国立大学の話になるけど、教授陣と学生の距離はめちゃくちゃ遠かった。
4年にならないと、そもそも先生がどこに生息しているのかは授業終了後尾行しないとわかんねー世界。
研究室を突き止めたところで、レポートとか授業でわからないことがあって行っても、9割方授業に出てるか実験中か企業と打ち合わせでいなくなってるか。
こんなん放送大学とかわんね―、と思ったね。授業のあとつかまえる可能性だけの違い。それも次の授業も大体必修や選択必修だから5分しか質問タイムねーの。
4年にあがれなくて何度も留年してさ、単位がどんなに自己流で勉強しても追試を何度受けても取れなくてすごい悩んでるのを相談する先がなくて。
そもそも担任の先生とか相談先とかなかったから、悩んでるのを大学が検知したり私が伝えたりする手段が全然ないのね。
結局、実家の商売のお客さんが学科の先生の友達の友達で、その先生は私一度も授業受けたことなかったんだけど、相談しにこの時間に来いって言ってくれたから、あらいざらい全て相談してそもそも勉強方法が根本的に間違っているのが判明して徐々に修正して何とかなったんだけど。
うちの学生は優秀だからほっといても多少留年するぐらいで結局は大丈夫、なんてその先生は思ってたんだって。
でも私みたいなのがいるんじゃないかって知り合いの先生方に話したら、でるわでるわ。大学に行けない状態だったり私みたいに熱心に来てるのにまた今年もいる変だなみたいなのがごろごろしてたんだってさ。
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