2013-02-01

http://anond.hatelabo.jp/20130131230732

これを読んで本田透萌える男』の一節を思い出したので、紹介しておく。

かわいらしいキャラクターに胸をときめかせて癒されるという萌え文化の源流のひとつは、アイドル文化にある。70年代から80年代にかけては、空前のアイドルブームが存在した。しか写真週刊誌の隆盛によって、生身のアイドルキャラクターを演じきらせることは困難になる。三次元アイドルが次々と彼氏とのデート現場などのプライベート写真撮影されてキャラクター性を喪失させられるという構造が完成してしまったのだ。

かつて、アイドルファンの間では「アイドルトイレいかない」「アイドル処女である」という信仰めいた定説があったが、情報過多な現代では、生身の女性であるアイドルにそのような偶像性を求めるのは困難となった。そのため、三次元アイドルに代わって二次元キャラクター萌え対象として選択されることが多くなったのだろう。二次元であれば、写真週刊誌プライベート暴露される危険はない。

引用本田透萌える男』(ちくま新書2005年)p.33

これで二次元に行く男がまた増えるのだろうか。

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