今回の騒動は炎上マーケティングだったかもしれないけれど、結果的には目標金額を達成したわけであるから
坂口+家入と愉快な仲間たち(人によっては不愉快な仲間たちか)の大勝利だったと言える。
一番凄いなと思ったのは、炎上後に坂口さんがTwitterの更新をしなかったこと。これに尽きる。
普通なら鍵を付けたり、サイトの内容について弁明したり云々すると思うのだが完全に放置した。
一度炎上すると、どんなに言い繕っても誰かが噛みついてくるから、これは賢い選択だった。
逆に、家入さんのほうはTwitterで呟き続けた。これも彼のキャラ的に良かったと思う。
彼の人間味が溢れていたし、結果的にはアンチが増えると共に、ファンも随分と増えたのではないか。
実際、彼に対するメンションは炎上当日は、アンチが9割だったが現在では9割がファンのものになっている。
いっそ、「炎上目的でした、てへぺろ」ぐらい言っても良かったと思うけれど。
結局、今回炎上した一番の理由は「羨ましい」という感情でしかなかった。
坂口さんは元からお金がないというより、無駄遣いをしてお金がなくなったのは一目瞭然なわけだが、
叩く側は「お金を簡単に手に入れやがって」ということに対する憎悪に終始していた。
ただ、今回のサイト公開時に文章をきちんと添削できる人がいたら、こんなことにはならなかった。
彼女の過去から今までまでをお涙頂戴の話に作り上げることは、構成力がある人なら簡単なことだったから。
批難される材料を予め想定し取り除き、よくテレビであるようなドキュメンタリータッチで同情させる内容を
作り上げていたら、もしその真意が「海外旅行でお金使いすぎじゃった、てへぺろ」でも誰も見抜けなかったはず。
(正確に言うと、見抜けない人材を配置すべきだったんだけれど)
実際、彼女じゃないにしても、金貸せとか投資してくれって話もちかけてくる輩は何人もいるけど、自分から恥を偲んで恵んでくださいって言える奴はホームレス界隈の人でもそうそう...