今無性におばさん扱いをされたいので若い人と一緒にいることが多いのですが、昨今の若者は非常に人間ができていて私を表面上おばさん扱いしない方が多いです。
どちらかと言うと、40代後半以降の男性におばさん扱いをされることが多いので、なるほど年上の方がおばさん扱いをしたいのか、とトリビアを感じながら
おばさーんと呼ばれるたびにハイハイと舟さんみたいに対応しております。30歳。未婚。婚活もパス。
で、もっと厳しいのが35〜45ぐらいの女性からの叱責です。あなたがおばさんなら私達は何!!!とものすごい怒られたんですが、
確かに最前線でバリバリ現役お姉様張ってる方々から見れば私はもう非国民ならぬ非女子。
あれ、今そこらへんの括りは大人女子とか言うんだっけか。じゃあ非大人女子。
できれば周りの方も臨機応変に個別対応していただきたいと思うんだけど、それは難しい話だよな。
それこそ私のエゴだよな。と思いながらも一度「おばさん」の位置を経験すると、もう肩肘なんてはれないのです。
10代・20代で充分ズゴボコになったので頼むからもう「女子」というリングからおろしていただけないか、と言う感じなんです。あいむるーざー。
この「おばさん」の4文字に詰まった、自分を含めて誰にも期待されていない感がたまらなくラクです。精神のウェストゴムと名付けたい。
10年後、不惑の暁には更年期障害の序の口と共生しながら壮年のドアを叩きたいものです。
でもさ、このぬるま湯みたいな価値観が一定のまま揺らがない人生なんか無いんだよな。
取り巻く環境の変化と女性ホルモンの減少と途方もない寂しさがいずれ私を殺すんだろうな。
わかってるけどな。少しぐらい心穏やかでありたいよ。
「おばさん」は親愛の証。浅い付き合いしたい人には、「おばさん」と呼べない。