菅首相、原子炉への海水注入を中断させていた事実を嘘で塗り固め中。
海水注入によって炉の再利用ができなくなる事を東京電力側が渋った為に、首相の命令で海水注入を行ったと主張しているらしいが、メルトダウンが起きた時点で、その原子炉は廃炉である。廃炉が確定した炉において、冷却水として海水を使う事について政府の許可は、通常の3次冷却水のルートから分岐させて取る場合には、必用ない。政府の許可が必要であるとするならば、取水の為に発電所の敷地の外に設備を展開して取水するという場合ぐらいであるが、緊急事態の届けが出た後であれば、現場の判断を追認するだけとなるというのが、非常事態における常識である。これを、政治主導を振り回す馬鹿が、聞いてないからといって止めさせた。
政府の指示によってどうこうという話ではないのに、海水を使って冷却しろと指示をしたと記録が残っているという事は、その前に、それをやるなという指示を出したからとなるのが、論理的結論となる。
実際、福島第一原発の前線司令部のホワイトボードには、"19:25 注水停止 総理指示"と記録映像に残っている。
間違った指示を出した事だけでも万死に値するのだが、それを糊塗する為に嘘を付くとなると、社会人として重大な問題があると判断するしかない。