そういう場所で、1階が津波で泥だらけになった家の2階で1人で、
暮らしてる様子。
物資を詰めながら、思った。
もうあなたたちが今いる場所は復興はできないんじゃないかな、と。
その場所を出て、どこかの公営の住宅で家具も電化製品も準備されてて、
1年だか2年だか無料で住まわせてくれるそういう場所に移った方が、
いいかもよ、と。
その場所がまた堤防を作って地盤整理して、人が普通に住めるように
なるまでには、耐えられないほどの年月がかかって、
徐々に人が離れていき、最終的には結局は、上に書いたように、
別の場所で暮らさざるえなくなるようなそんな気がしないでもない。
そんな場所が一箇所だけでなくたくさん。
どうなんだろう、悲観的になりたくないけど、現実的に無理があるような。
もし最後には移動せざるを得ないなら、
今とっとと移動してくれれば他の場所に支援を回せる、とすっごい冷たいことを
考えながら支援物資を箱に詰める。
ネットでわかる限り一番状況が悪そうな場所に物資もお金も送るように
してるんだけど、だからこそ、こんなことを毎回考える。
ほんと人間て自分のことじゃないと冷酷だなあ〜としみじみ思う。
でも、そんな簡単にすべてを捨てられないってのは理解できる。
自分がそんな立場だったら全部のことをし終えてからじゃなきゃ、
やっぱり次の場所には行けないな。
まだ立ち去れないよなあ、と想像する。
そうだなあ、あと一年くらい、考えていろいろやってみる間は
できる範囲でだけど支援を続けてみよう、と思いつつ、
早く体育館でダンボールの上で寝て、おにぎりとカップラーメンくらいしか
食べられない生活の人がいなくなりますように。
でないと寝覚めが悪すぎて、自分の生活が楽しみづらいよホント。