俺は不可能だと思う。
まず、その虐殺には安全圏というものがない。
民族という括りで敵味方をはっきりさせ粛清していく形ならば、味方側に属している人間は、
それなりに安全が保障されていると感じ、安心して経済活動を行うことができるだろう。
だが、要介護老人というものは、よほどぽっくりといかない限り、誰でも通りうる道だ。
勿論、まだ生きている人間を死に至らしめることには抵抗があるべきだし
肉親としては忍びないものがあるだろうし
本人の残った自我もそう死を歓迎はしないだろうが
これは確実に国民を救うよ。
代償はたかだが、「重度要介護になって治らないならもう死んでもいいか」という覚悟と言うか、パラダイムシフト。
それでも納得出来ない分は「あの独裁野郎がやらせた」って憎めばいい。
(そもそもこれでは独裁を支持する層というものが存在しえないので、独裁そのものが不可能なのだが、そこはお遊びの範疇として触れないでおく)
いやあ、国を悩ます最大の問題がほぼ解消されるんだぜ。
おもてだって支持すれば人格を疑われるだろうが、こっそり感謝しないものが本当に皆無だろうか。
「いずれぶっ殺すけどあの独裁野郎にもう少しやらせてみるか…」程度に。
(もし内心の支持すら得られなければ独裁政権の寿命が縮むが、そうなれば更に急ピッチで殺すことになる。
社会保障は息を吹き返して若者に未来の希望を。 直接の介護家族には先の見えない地獄からの開放を。 代償はたかだが、「重度要介護になって治らないならもう死んでもいいか」と...