第1回で大いなる共感を呼び、期待の第2回で「炎上だろ」と言われているサイボウズのCM「働くママたちに、よりそうことを。」
「働くママたちに、よりそうことを。」http://cybozu.co.jp/company/workstyle/mama/index.html
【炎上だろこれは】サイボウズの舐めたCMに突っ込んでいいですかそうですか。http://www.toriikengo.com/cyboz-badcm/
第1回はもちろんのこと、問題作の第2回を見た感想・・・そのままオレのことじゃねェか!!!
第2回の会社でのシーンは、非常にリアリティがありました。下手したら第1回よりもリアルです。
「今日も保育園に送って来た」「育児を”手伝っている”」とドヤ顔する同僚か後輩かなんかに、
「てめェ!それごときでドヤ顔してんじゃねーよ!だいたい、”手伝う”って何だよ!育児はオメーの仕事でもあるだろーが!」などと思い切り思いの丈をブチまけたい気持ちはよくわかるのですが、
—私の会社ではできない。
男性率が高く、「ワークライフバランス」なんて制度上では声高に叫ばれていても「何か洒落た最近の考え方」のように他人事にしか考えていなくて、
子どもが生まれても「自分が育児に参加する」のではなく「ますます一家を支える大黒柱として残業して稼ぐぞー!」みたいな昭和な雰囲気が残っている今の職場で、
数少ない女性職員として働き、育児のための時短勤務をして、その皺寄せで周囲の男性職員に迷惑をかけている中、
「オメーらもっと育児参加しろよ!!!」なんて、心の中でしか言えない。
今の会社でも「ワークライフバランス ノー残業デー」などあるものの、誰も定時で帰ってない。
毎週のノー残業デーに、「みんな、帰ろうね!」といった啓発メールを持ち回りで配信することになっており、
自分の順番のときに、(だいぶトーンを抑えて)「主婦の大変さ」を具体的に並べて「今日ぐらい、早く帰って主婦をねぎらってほしい」とメール発信したら、
後日「相当ストレス溜まってんねー」と言われた。そうじゃない、そうじゃないんだ伝えたかったことは・・・
やっぱり、「毎日120%+何なら休日出勤もしながら働き、家事育児は女性に一手に任せる」人たちに、「主婦の大変さ」とか「育児の大変さ」とかを理解してもらうのは難しいのだろうか。
だからこの第2回CMを見たときに、「”手伝う”ねぇ・・・」と言っていた主人公の気持が痛いほどわかりました。
「トリッシュはオレなんだッ!オレだ!トリッシュの腕のキズはオレのキズだ!!」状態に陥りました。
あと何年か何十年か経って、
「え!昔は自分の席とか会議中にタバコ吸ってたんですか!?吸わない人が隣にいても??信じらんない!!」と今思うように、
「え!昔は男性は子どもが生まれても残業しまくってたんですか!?育休も取らずに??信じらんない!!」と思える世の中になってほしい。