はてなキーワード: 野島伸司とは
12月4日に開催されたひらコンレセプションパーティーでのおちまさと氏の発言。
ひらコンことひらめきアイデアコンテストは、ダイヤモンド経営者倶楽部が主催する、学生を対象に日々ひらめいたアイデアを募集するコンテスト。
応募総数12000、会員登録者数700、パーティー参加者300名超。
最優秀賞には10万円が送られた。
詳細はhttp://hirameki-i.jp/を参照。
おちまさと氏は、飄々とした人物という印象。
会場が温まっていないこともあったけれど、それ以上に彼自身特に話すことも考えてきていないようだった。
でも、調子が出始めてからは面白い視点も多々あったので、自分が気になった点のみ抜き出して備忘録とし、共有する。
・アイデアは、記憶と記憶の結合。だから、「どうやって記憶をプールするか」が重要。
また、記憶がありきたりなものばかりだと、人と同じアイデアになってしまう。
・記憶をありきたりなものにしないためには、人とは違う視点を持つこと。
例えばおち氏は子供の頃、友人の誕生日パーティーで、ロウソクを吹き消す子ではなく、それを変な顔で見つめる別の友達を見て面白いと思っていた。
しかし、同じ場に居た別の人たちはこれに気づいていなかった。
ほかにも先日渋谷のカフェで、109で働いている(ように見える)奇抜な格好の女の子がずっと貯金通帳を見つめていたのをおち氏は面白がっていた。
これも一緒に居たスタッフは気づいていなかった。
・おち氏も、デビューは「ビートたけしの元気が出るテレビ」での企画コンテストから。
・テレビ番組『学校へ行こう!』の1コーナー「未成年の主張」は野島伸司のドラマ『未成年』で最終回に石田一成が学校の屋上で叫んだのを見た記憶が元になっている。
番組開始当時、世は「キレる17歳」が話題で、テレビで学校が映るシーンといえば陰惨な事件ばかりであった。しかし実際は99%の学生はそのような事件の犯人とはまるで違う。
「学校はもっと楽しいものだ」ということを示したく思い、このような企画が始まった。
・企画=立案+実行+結果
立案だけでも、実行しても、それだけではまだ足りない。
・企画には「ポジティブプランニング」と「ネガティブシミュレーション」が重要。
思いつく段階では、「このアイデアすげー面白い」と自分のアイデアを高く評価する。
思いついた後は、発想を180度切り替えて「何故このアイデアはダメなのか」と考え、
とことんマイナスポイントを削っていくことにより、成功に近づくことができる。
・「ありそうなアイデア」ではもちろんダメ。「ありそうでなかった」をいかに作り出すか。
好例は「甘栗むいちゃいました」や「カルピスウォーター」。
「甘栗むいちゃいました」も、それが出るまでは誰も甘栗なんて食べなかった。
「カルピスウォーター」も、昔はカルピス原液に自分で水を入れて飲んでいた。
・見ていて「出所が分からない企画」ほどいい。
何故なら、どんなシチュエーションで思いついたかすぐに分かってしまう企画なんて、誰でも思いつくもの。
ここで「出所が分からない企画」を作るためには、やっぱり人間観察が必要。
自分の周りの変な人に目をつけておいて、その人を見ていること。
みんなと違う記憶をゲットすること。
それによって、使っていない頭が使える。
・人間は「振り幅」にやられるもの。
見た目と中身のギャップや、最初と最後のギャップがドラマを生む。
ディズニー映画の主人公は、最初必ずハンディキャップを負っている。
『ダンボ』然り、『美女と野獣』然り、『ファインディング・ニモ』然り。
・人間はこんがらがった紐を解くのが好きな生き物。
人は生まれながらにして、プランナー。
・(聴衆のような)若い時期には、「根拠無き自信を持つ」ことが大事。
何故なら、チャンスは貯金できないから。
得てしてチャンスは忙しい時に来るが、それを逃したら同じチャンスは二度とやってこない。
最後には、著書の宣伝をして帰っていきました。
間違ってもプロポーズ大作戦は見ないほうがいい。
こんなに落ち込むドラマは初めてだ。
思えば俺たちの世代は野島伸司のドラマからこういう類の話に晒されきた。野島伸司は小学生ぐらいの頃か。この頃はまだ馬鹿だからいい。
耳をすませばとかも、ガキが何言ってんだ、ヴァイオリン?はぁ?って感じでやや強引に突っぱねる事が出来たし、あれは大人が見て落ち込むもんだから当時小学生ぐらいの奴には関係のない話さ。
エヴァはご愛嬌。あれにいくらハマッたってちゃんと戻ってこれる。時間が解決してくれるんだ。もう十年前だろ?あれにはみんなやられたし、みんな一緒にちゃんと恥ずかしい思いもして一つ大人になった。通過儀礼みたいなものさ。
最終兵器彼女だって新海誠だってラノベだってハルヒだって、セカイ系だろ(笑)?みたいな斜に構えた態度でクールに受け流せたはずだ。
最近で一番危なかったのは野ブタを見たときだけど、あれは人間関係のメタ化とか、アンチ世界系とか色々とメタファーがあって、その上で落ち込めたからさ、よかったよ。メタファーによって、ああいう友達が欲しいとか根暗な堀北萌えとかっていう、単純だけど根が深い落ち込む要素を曖昧にしてくれたし、脚本の志に共感してるからとか自分の中で言い訳しながら、見れるんだからすごい親切。
んでこのドラマなんだけどさ、みんなが思っている「学生時代に戻りたい」っていう思いをメタファーなんて糞食らえって勢いで、かなり直接的に描写しまくってる。だってストーリー自体がさ、「高校生(時期はモンゴル800が死ぬほど流行っていた時)の頃にタイムスリップして、幼馴染と結婚するために頑張る」って話でその幼馴染が長澤まさみですよ。オブラートに包んでくれよ、こちとら今参ってるんだ。
アイドルドラマってのはピンチランナーみたいな駄作を作るか、相米慎二とかみたいにさ、物語を捻って作家性を出した上で作るのが礼儀だろ。混じりっけなしのマジモノ作ってどうするんだ。
ドラマの内容はあえて詳しく書かない。この文章を呼んで「痛い奴」とか「中二病乙」とか思った人はドラマを見ればいいさ。
けど少しでも共感してくれる奴がいるなら、心の底からアドバイス。
マジで見るな!