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2021-12-13

じゃあ激安居酒屋歴史と、新しくオープンした居酒屋10ビール)で殺されかけた話を語ろうか

タイトルそのままなんだけどさ。

結構から都内では「料亭系」といわれる、店構えだけは料亭で、中に入ると激安居酒屋というのが流行っていて。神楽坂の「竹子」とか、渋谷の「バッハ」とか、新宿の「アルプス」とか、三田の「ヨット」とか。

この「料亭系」の特徴としてはとにかく酒が安い。だいたいハイボール100円、生ビールが160円ぐらいで、日によってはプレモル50円だったりする。

ただ食べ物としてはイマイチかつ高く、そこで利益を取っているのだなと納得しつつ、中でもマシな「オムそば」などを食べるのが料亭攻略の定石となっていたんだ。

そして時は流れて2020年コロナ禍の中、これに敢然と立ち向かうチェーン店が現れた。都知事反旗を翻して話題になった伝串?いやいや、あれは大したことがない。

自分言及したいのは「マルヤス酒場」のことだ。ここは料亭居酒屋と同じく、まず酒が安い。ただ相場的には料亭系よりやや高い店もあり、生ビールだと300円ぐらいする場合もある。だから500円で中瓶を飲むのが良いのだが、それはともかく、飯だ。ここの飯は中華オンリーなのだ料亭系の(推測だが)セントラルキッチンから解凍フードと違って、おそらくその場で作られている。そしてコックが中国人からか、これが割と良い線をいっているのだ。さらに、ここが一番重要なのだが、安い!!そして量が多い!!なんと全品300円だ。麻婆豆腐だろうが回鍋肉だろうがレバニラだろうが、どれでも自由だ。百円玉を3枚握りしめていればなんでも頼める。お前は自由だ。だいたい2人で2皿も頼めばお腹いっぱいになることは請け合いだ。その分酒を飲め。ときに脂っこすぎる中華アルコール浄化する。そのぐらいのつもりで飲むのがいい。

...と、マルヤス酒場のことも語ってしまったのだが、この記事のメインテーマはそれではない。おそらくこのマルヤス酒場系列店だと思うのだが、上野広小路にすごい店が登場したのだ。その名も「パンダ酒場」。だが、可愛い名前に騙されてはいけない。なんと、ビール10なのだ

なあお前ら信じられるか。生ビールのジョッキが10円だぜ。センベロという言葉があるな?1000円でベロベロという意味だ。この店で1000円飲んでみろ。100杯だ。ベロベロどころじゃない。間違いなく死ぬ。そう、この店は俺たちを殺しにきているのだ。

で、この店に実際に行ってみたところ、看板に偽りがなかった。まずお通しピーナツマルヤス酒場系列と思ったのはこのお通しだ。マルヤス酒場お通しピーナツなのだ)で、これだけで飲めてしまう。もちろんチャージ料は取られているわけだが。しかし何も頼まないのも申し訳ないので、数杯飲んだところでピータンを頼んだ。一番安いやつだ。あとはひたすら飲み続ける。ちなみに一人で訪れたので、スマホを見ながら黙々と飲む。飲んだら手元のタブレットで注文する。機械のようにこれを繰り返す...。

気がついたら12杯飲んでいた。

だが、これで120円だ。信じられるか?駅で買うジュースが130円だとすると、それより安い。想像してみてくれ。スイカでピピっと精算したら、12杯のビール自販機からゴロゴロ出てくるところを。

さんざん飲んだらお会計だ。長っ尻は嫌われる。中国人店員さんがお通し333円、ピータン111円、そしてビール120円。

そしてその合計額は...564円。

「コロシ」

参ったぜ。やはりこの居酒屋は俺たちを本気で殺しにきているようだ。

 
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